2004年03月28日

最後のNステ

人気報道番組「ニュースステーション」(月-金曜後10・0)が26日、最後の放送を終えた。昭和60年10月のスタートから18年半の長きにわたり番組の舵を取った久米宏キャスター(59)は、最後に1人でビールをイッキ飲み。“らしい”パフォーマンスで「本当にお別れです。さようなら」と視聴者に別れを告げた。4月5日からは古舘伊知郎(49)がキャスターを務める「報道ステーション」がスタートする。


 放送回数4795回。報道番組としては驚異的な数字を築いた久米が、キャスター人生に幕を下ろした。


 午後11時5分ごろ。最後も独壇場だ。「番組を18年半やりました。ぼくはこれは自分でもエライと思うんだ。これはぼくのごほうび」と言って、セットの冷蔵庫からビールを1本取り出した。コンビを組む渡辺真理(36)が「最後までひとりよがり」と憎まれ口を叩くのも気にせず、自分で注いで「じゃ、乾杯!」とイッキ飲み。スタジオ内から盛大な拍手が沸き起こり、眼鏡の奥の目は赤く潤んでいた。


 番組のスタートは久米が起立した状態で、港区のアークヒルズの桜並木の映像をバックに「こんばんは。最後のニュースステーションです」とあいさつ。心なしか声が震え緊張気味だった。その後はあらゆるコーナーの冒頭で“最後の”を連発し、サヨナラムードを増幅。18年半を回顧するコーナーでは「一番苦労したのは、この番組がいつ終わるか分からないことだった。プレッシャーだった」と本音を吐露する場面もあった。


 番組の合間には、各キャスターがそれぞれの別れのあいさつをし、石原慎太郎都知事の「あいつは憎たらしいけどうまかったな」、細川護煕前首相の「お疲れさまでした」など、久米へのコメントが挿入された。


 昭和60年10月7日に始まった同番組はバラエティーを数多くこなしてきた軽快な進行と個性的なコメントが話題となり、久米は“ニュース番組の革命児”と言われた。


 視聴率戦争で勝利を収める一方、18年半は戦いの日々。午後4~5時に局入り、同6時に5分で夕食をとり、打ち合せをして4分前にスタジオの席に座る。あわただしいスケジュール、常に新しいニュースに対応できるための勉強、番組内容に対する政界やスポンサーからのプレッシャーなど心身ともにボロボロだった。


 関係者によると、久米の今後については「全くの白紙状態」という。


 テレビ朝日系人気報道番組「ニュースステーション」(月†金曜後10・0)が26日、最後の放送を終えた。昭和60年10月のスタートから18年半の長きにわたり番組の舵を取った久米宏キャスター(59)は、最後に1人でビールをイッキ飲み。“らしい”パフォーマンスで「本当にお別れです。さようなら」と視聴者に別れを告げた。4月5日からは古舘伊知郎(49)がキャスターを務める「報道ステーション」がスタートする。
 放送回数4795回。報道番組としては驚異的な数字を築いた久米が、キャスター人生に幕を下ろした。
 午後11時5分ごろ。最後も独壇場だ。「番組を18年半やりました。ぼくはこれは自分でもエライと思うんだ。これはぼくのごほうび」と言って、セットの冷蔵庫からビールを1本取り出した。コンビを組む渡辺真理(36)が「最後までひとりよがり」と憎まれ口を叩くのも気にせず、自分で注いで「じゃ、乾杯!」とイッキ飲み。スタジオ内から盛大な拍手が沸き起こり、眼鏡の奥の目は赤く潤んでいた。


 番組のスタートは久米が起立した状態で、港区のアークヒルズの桜並木の映像をバックに「こんばんは。最後のニュースステーションです」とあいさつ。心なしか声が震え緊張気味だった。その後はあらゆるコーナーの冒頭で“最後の”を連発し、サヨナラムードを増幅。18年半を回顧するコーナーでは「一番苦労したのは、この番組がいつ終わるか分からないことだった。プレッシャーだった」と本音を吐露する場面もあった。


 番組の合間には、各キャスターがそれぞれの別れのあいさつをし、石原慎太郎都知事の「あいつは憎たらしいけどうまかったな」、細川護煕前首相の「お疲れさまでした」など、久米へのコメントが挿入された。


 昭和60年10月7日に始まった同番組はバラエティーを数多くこなしてきた軽快な進行と個性的なコメントが話題となり、久米は“ニュース番組の革命児”と言われた。


 視聴率戦争で勝利を収める一方、18年半は戦いの日々。午後4~5時に局入り、同6時に5分で夕食をとり、打ち合せをして4分前にスタジオの席に座る。あわただしいスケジュール、常に新しいニュースに対応できるための勉強、番組内容に対する政界やスポンサーからのプレッシャーなど心身ともにボロボロだった。


 関係者によると、久米の今後については「全くの白紙状態」という。


★夫の花道演出、スタイリストの麗子さん


 久米の衣装を番組開始から担当してきたのは、夫人でスタイリストの麗子さん(58)。18年と2カ月、“夫唱婦随”でスタイリングしてきた麗子さんが、この日、最後に選んだのは濃グレーに白の細いストライプ地のスーツと真っ白いシャツに、濃紺・シルバー・藤色の幅が不揃いのストライプが入った光沢のあるネクタイ。今年の流行・ストライプを取り入れながら、久米のロマンスグレーの髪が映える色選び。18年の重みを感じさせるクラシカルで品の漂うコーディネートで、夫の花道を演出した。

投稿者 JM : 2004年03月28日 08:00

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